「本人に確認せずに、勝手に予約を進めてもいいのだろうか」。訪問理美容を家族が代理で予約しようとするとき、こうした迷いを抱く方は少なくありません。結論からお伝えすると、外出が難しいご本人に代わって、ご家族が訪問理美容を探し、予約することはごく一般的で、まったく問題のない行為です。訪問理美容の事業者も、家族からの問い合わせを日常的に受け付けています。
大切なのは、「本人の意向をできる限り汲む姿勢」を持つことです。同意の取り方は、ご本人の状態によって変わります。(1) 会話ができ意思表示ができる方:直接希望を聞く。(2) 認知症などで言葉での意思確認が難しい方:表情や過去の習慣から推測する。(3) 意識障害などでまったく確認できない方:これまでの人生や価値観から、家族が代弁して判断する。
どの状態であっても、「本人にとって心地よいケアであるか」を判断の軸に置けば、大きく間違うことはありません。この記事では、状態別の同意の取り方、複数家族間での合意形成、施設への確認事項、代理予約で伝えるべき情報までを、順に解説します。
この記事で紹介する考え方が、代理予約に対する漠然とした不安を、具体的な行動へと変える助けになれば幸いです。
家族が背負いがちな「決めることへの重圧」を、少しでも軽くできればと願っています。
心から。どうぞ。

