「洗面台を使わずに洗髪するとき、使ったお湯はどこに行くのだろう」「床や寝具が水浸しにならないか心配」。訪問での洗髪を検討するとき、多くのご家族がまず気になるのが、この排水の仕組みです。
結論からお伝えすると、訪問での洗髪の排水は、「受けて、集めて、捨てる」というシンプルな3工程で完結します。(1) 受ける:頭を乗せた洗髪槽やケリーパッド(空気式の簡易洗髪槽)で、流れたお湯をその場で受け止める。(2) 集める:受けたお湯をホースやバケツで一箇所に集める。(3) 捨てる:集めたお湯を、浴室やトイレなど、排水できる場所に運んで処分する。この一連の流れは、事業者が持参する道具と手慣れた手順によって、家庭の設備をほとんど傷めることなく行われます。
ご家庭側の役割は、多くの場合、お湯の準備(給湯器やポットで用意する)と、施術後の軽い床掃除程度にとどまります。排水の受け皿や運搬用の道具は、事業者が持参することがほとんどです。
この記事では、排水の具体的な流れ、水はねへの備え、集合住宅ならではの注意点、片付けの分担、そして依頼前に確認しておきたい聞き方までを、順に解説します。仕組みを知れば、洗髪への不安はぐっと軽くなります。
難しい話ではありません。順を追って見ていきましょう。

