訪問理美容・出張美容を介護施設や自宅で受ける場合、実施環境の調整が必要になる場面があります。ここでは利用者・ご家族が事前に押さえておきたい実務上のポイントを整理します。
介護施設に入居中の場合:施設内での実施には、施設側の受け入れ体制(実施場所・実施日時の確保、他の入居者への配慮、感染対策上のルール)が関わります。施設によっては提携事業者が定期的に訪問する仕組みを持つ場合もあれば、個別に外部事業者を手配する場合もあります。施設入居中の方が利用を希望する場合は、まず施設の窓口(生活相談員・介護職員等)に相談し、外部事業者の受け入れ可否や実施場所の確保について確認するのが確実です。
自宅で受ける場合:施術は居室・自宅内の一室で行われることが一般的で、店舗と同等の設備(洗髪台等)がない環境での対応になります。事前に、実施場所(椅子・作業スペースの確保)、電源の有無、洗髪の可否(設備がない場合は蒸しタオル等での対応になることがあります)などを事業者と確認しておくと、当日の対応がスムーズです。
車椅子・ベッド上での施術:寝たきりの方や車椅子を利用する方の場合、体位を大きく変えずに施術できるよう配慮した対応を行う事業者もあります。身体状況(座位保持の可否、体位変換時の注意点等)は事前に事業者へ伝えておくと、施術内容の調整がしやすくなります。
いずれの場合も、施術そのものは理容師・美容師の職域に限られ、体位変換や移乗の介助が必要な場合はご家族または介護職員の付き添いが前提となる点に留意してください。介助が必要な範囲は訪問介護等の職域であり、本サイトの対象事業者が行うものではありません。